川本喜八郎について

川本喜八郎

  • かわもと きはちろう
  • 1925年1月11日~2010年8月23日
  • アニメーション作家、人形美術家。
  • 紫綬褒章(1988年受章)。
  • 勲四等旭日小綬章(1995 年受章)。
  • パリ市大勲章(銀賞)(2003年)受章。他多数。
  • 日本アニメーション協会会長(1996~2010年)
  • 日本人形玩具学会代表委員(2006~2008年)
年号年齢概要
1925年0歳1月11日 東京千駄ヶ谷生。
1944年19歳旧制横浜高工(現・横浜国大)建築学科卒。
1946-50年21-25歳東宝㈱撮影所美術部勤務、映画製作に従事。
1950年25歳フリーの人形美術家となる。
1951年26歳劇作家・飯沢匡氏、土方重巳氏等とグループを作り、「トッパンの人形絵本」などの人形制作。
1952年27歳日本で初めての人形アニメーション「ほろにが君の魔術師」の制作に参加。この頃、イジィ・トルンカ氏の「皇帝の鴬」 を見て感動する。
1958-62年33-37歳飯沢氏らとCM製作会社「シバ・プロダクション」設立.常務取締役。
1963-64年38-39歳チェコ、プラハに留学、人形アニメの巨匠イジィ・トルンカ氏に師事する。
1967-70年42-45歳NHK教育「なにしてあそぼう」の人形美術担当。
1968年43歳人形アニメーション「花折り」製作。
1970年45歳アニメーション「犬儒戯画」製作。
1971-74年46-49歳NHKテレビ「おかあさんといっしょ」の「とんでけブッチー」の人形美術を担当。
1972年47歳アニメーション「鬼」製作。
1972-80年47-55歳岡本忠成監督と「川本+岡本パペットアニメーショウ」を東京をはじめ各地で開催。
1973年48歳アニメーション「旅」製作。
1973-76年48-51歳NHK教育「ヤンヤンムウくん」の人形美術担当。
1974年49歳カットアウトアニメーション「詩人の生涯」製作。
1976-79年51-54歳NHK教育「おかあさんといっしょ」で「トム・チャム・ゴロンタ」の人形美術担当。
1976年51歳人形アニメーション「道成寺」製作。
1979年54歳人形アニメーション「火宅」製作。
1980-81年55-56歳人形アニメーション「蓮如とその母」製作。
1981年55歳演劇集団円の公演「おばけリンゴ」の舞台衣裳プランを担当。以後舞台衣裳にも関わって行く。
1982-84年57-59歳NHK人形劇「三国志」人形美術担当。
1988年63歳紫綬褒章受章。
1988年64歳中国人形アニメーション「不射之射」を監督。上海で製作。アニメーション「セルフポートレート」(オムニバス作品)製作。
1989~90年64~65歳日本チェコ合作人形アニメーション「いばら姫またはねむり姫」監督。チェコ、プラハで撮影。劇団影法師と揚州人形劇団との日中合作大型人形劇「三国志」の人形美術を担当。
1991年66歳岡本忠成監督の遺作アニメーション「注文の多い料理店」を監修して完成へ。
1993-95年68-70歳NHK人形歴史スペクタクル「平家物語」人形美術担当。
1995年70歳勲四等旭日小綬章受章。
1997年72歳新宿三越美術館 「川本喜八郎人形美術展」開催。
1998年73歳NHK BS「世界わが心の旅 川本喜八郎 チェコ・人形の魂を求めて」に出演。
1999年74歳三越名人会「人形の魔術師川本喜八郎の世界」に出演。
2000年75歳「川本喜八郎展」を渋谷区立松濤美術館で開催。第1部「三国志」 第2部「平家物語」。
2002-03年77-78歳連句アニメーション「冬の日」総合監督として製作。パリ市大勲章(銀賞)受章。
2003年78歳ミュージアム「海峡ドラマシップ」オープン。「平家物語」の人形展示。北九州市門司港。
2004-05年79-80歳人形アニメーション「死者の書」を製作。
2006年81歳東京岩波ホールで「死者の書」公開。全国16都市で興行館上映。
2007年82歳長野県飯田市で飯田市川本喜八郎人形美術館設立。初代館長となる。
2010年85歳モナコ グリマルディフォーラムにて平家物語人形展示。広島国際アニメーションフェスティバルにて川本喜八郎特集。8月23日 川本喜八郎病没 享年85歳
2012年--渋谷ヒカリエに川本喜八郎人形ギャラリーオープン。